ラミネートベニアとは?費用88,000円・通院回数・削る量とリスクを歯科医師が解説

この記事の要点

  • ラミネートベニアは、前歯の表面を薄く削り、セラミックの薄い板を貼り付けて見た目を整える治療です。
  • 変色・すきっ歯・小さな欠け・形の不ぞろいなど、前歯の見た目のお悩みが対象になります。
  • 当院のラミネートベニアは1歯88,000円(税込)です。通院回数は2〜3回が目安になります。
  • 歯を削る治療のため、元の状態に戻すことはできません。欠ける・外れる・しみるといったリスクがあります。
  • 歯並びのずれが大きい場合や、強い食いしばりがある場合には適さないことがあります。診察のうえで他の方法をご提案します。

ラミネートベニアはどんな治療か

ラミネートベニアは、前歯の表面をごく薄く削り、そこにセラミックの薄い板を接着して見た目を整える治療です。付け爪に例えられることがあります。

かぶせ物(クラウン)のように歯全体を覆うのではなく、正面から見える面だけを覆うのが特徴です。そのため削る量を抑えられる場合があり、歯の神経を残したまま治療できることが多くなります。

色や形を細かく決められるため、前歯1本だけの色が気になる、少しだけ形を整えたい、といったご要望に対応しやすい方法です。一方で、噛む力が直接かかる奥歯には向きません。

こんなお悩みが対象になります

ラミネートベニアが選択肢になるのは、主に前歯の見た目に関するお悩みです。

歯の変色

ホワイトニングで白くなりにくい変色が対象になります。神経を失って黒ずんだ歯、薬の影響による縞模様の変色、加齢による黄ばみのうちホワイトニングで改善しきらなかったものなどです。まずはホワイトニングで対応できるかを確認し、難しい場合にご提案します。

すきっ歯(正中離開)

前歯の間のすき間が小さい場合、歯を動かさずに形で埋めることができます。矯正治療のように時間をかけずに見た目を整えられる点が違いです。ただし、すき間が大きい場合は歯が不自然に幅広くなるため適しません。

小さな欠け・形の不ぞろい

先端が少し欠けている、左右で長さがそろっていない、といった場合に形を整えられます。

軽度の歯並びの乱れ

ごくわずかなねじれや傾きであれば、表面の形を変えることで目立ちにくくできます。ただし、これは歯を並べ直しているわけではありません。ずれが大きい場合は矯正治療が必要になります。

ラミネートベニアが適さない場合

次のような場合には、ラミネートベニアをおすすめしないことがあります。

ひとつは、歯並びのずれが大きい場合です。無理に形で合わせようとすると、歯が厚くなったり不自然な見た目になったりします。この場合は矯正治療のほうが適しています。当院では部分矯正が165,000円から330,000円、マウスピース矯正のシュアスマイルが550,000円、インビザラインが990,000円(いずれも税込)です。

ふたつめは、歯ぎしりや食いしばりが強い場合です。薄い板に強い力が繰り返しかかると、欠けたり外れたりしやすくなります。就寝時のマウスピースを併用することで対応できる場合もあります。

みっつめは、むし歯や歯周病が進行している場合です。土台となる歯や歯ぐきが安定していないと、貼り付けても長く使えません。これらの治療を先に行います。

また、歯の表面のエナメル質が大きく失われている場合も接着が弱くなるため、かぶせ物での対応をご提案することがあります。前歯のセラミッククラウンは110,000円(税込)です。

どの方法が合っているかは、実際に歯を見てからでないと判断できません。まずは一度ご相談ください。ご予約はお電話 086-287-9350、または 24時間受付のWEB予約から承っています。

当院の費用(税込)

当院のラミネートベニアは1歯88,000円です。前歯は左右のバランスが大切なため、複数本をまとめてご提案することがあります。その場合は本数分の費用がかかります。

比較のために、前歯まわりで選択肢になる治療の費用も挙げておきます。セラミッククラウン(前歯部)が110,000円、ジルコニアセラミッククラウンが110,000円、白い樹脂をその場で盛り足すダイレクトボンディングが範囲によって22,000円から110,000円です。ホワイトニングで対応する場合は、オフィスホワイトニングが38,500円、ホームホワイトニングが22,000円、両方を組み合わせるデュアルホワイトニングが55,000円です。

いずれも自費診療となり、健康保険は適用されません。カウンセリングの段階で、何本にいくらかかるのかを先にお伝えします。

治療の流れと通院回数の目安

ラミネートベニアの通院回数は2〜3回が目安です。

初回は診察とカウンセリングを行います。むし歯や歯周病の有無、噛み合わせ、歯の色と形を確認し、ラミネートベニアが適しているかを判断します。ご希望の色や形もここでうかがいます。

2回目に歯の表面を薄く削り、型取りまたは口腔内スキャナーでの計測を行います。当院ではPrimescan(デンツプライシロナ社)という口腔内スキャナーを導入しており、計測した内容をその場でモニターに映してご覧いただけます。削ったあとは、完成までの間に仮のものを付けることがあります。

3回目に完成したセラミックを接着し、色と形、噛み合わせを確認して仕上げます。むし歯や歯周病の治療が先に必要な場合や、本数が多い場合は、期間と回数がこれより長くなります。

装着後は、外れやすくなっていないか、歯ぐきの状態に変化がないかを確認するため、定期的なメンテナンスにお越しいただきます。

リスク・副作用として知っておいていただきたいこと

ラミネートベニアは歯を削る治療です。削った歯は元の状態には戻らないため、やめたくなった場合でも、別の方法でその歯を覆い続けることになります。

そのほかに、次のような点があります。削ったあとに歯がしみることがあります。多くは落ち着いていきますが、症状が続く場合は神経の処置が必要になることもあります。

薄いセラミックのため、硬いものを噛んだときや強い力がかかったときに欠けたり割れたりすることがあります。前歯で氷や硬い殻をかみ砕く習慣がある方は注意が必要です。接着が弱くなって外れることもあり、その場合は付け直しや作り直しが必要になります。

また、歯ぐきが下がると境目が見えてくることがあります。周囲の歯が年月とともに変色した場合、ラミネートベニアの色だけが変わらないため差が出ることもあります。

よくある質問

当院のラミネートベニアはいくらですか?

1歯88,000円(税込)です。自費診療のため健康保険は適用されず、本数分の費用がかかります。

治療は何回くらい通いますか?

通院回数は2〜3回が目安です。むし歯や歯周病の治療が先に必要な場合や、本数が多い場合はこれより増えます。

削った歯は元に戻せますか?

元には戻せません。ごく薄くではありますが歯を削るため、治療をやめる場合も別の方法でその歯を覆い続けることになります。

ホワイトニングとどちらを選べばよいですか?

歯を削らずに色を明るくしたいならホワイトニングが先の選択肢になります。ホワイトニングで白くなりにくい変色や、形やすき間も一緒に整えたい場合にラミネートベニアが候補になります。

ラミネートベニアはどのくらいもちますか?

使用状況によって大きく変わるため、何年もつと言い切ることはできません。欠けたり外れたりすれば付け直しや作り直しが必要になるため、定期的な確認をおすすめしています。

岡山市北区で前歯の見た目のご相談を承っています

はれのひデンタルクリニックでは、前歯の色や形のお悩みについて、ホワイトニング・ラミネートベニア・セラミック・矯正のうちどれが合っているかからご説明しています。削る量や費用の総額、後戻りできない点も含めてお伝えしたうえで、決めていただいています。

JR吉備線(桃太郎線)備中高松駅から徒歩10分、医院敷地内に専用駐車場を10台ご用意しています。ご予約はお電話 086-287-9350、または WEB予約から24時間受け付けています。

監修者

中山 雅雄(なかやま まさお)/はれのひデンタルクリニック 院長
平成23年 鶴見大学歯学部卒業。鶴見大学歯学部附属病院での研修医、神奈川県および倉敷市児島の歯科医院勤務を経て、令和5年7月にはれのひデンタルクリニックを開業。日本臨床歯周病学会、日本口腔インプラント学会所属。


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